今回は留学すれば英語が話せるかについてお話と思います。
英語が何もわからないままでも海外留学したら、英語だけの環境になるので英語が身につきますか?とE.Campusの生徒さんやお問合せでもよく質問があります。
私の経験上ですが答えは、留学しても話せない人は話せない!です
英語が全くできない状態でいきなり留学しても、外国人の会話の輪に入ることはとてもハードルが高いです。
それに、同じような考えの日本人同士で集まってしまい英語をしゃべらない事も多々あります。
コースによっては留学プログラムとして基礎から英語を学ぶクラスもありますが、わざわざ留学してまで一から英語を学ぶのは効率が悪いと思います。
日本で伸ばせるだけ英語の力を伸ばそう!最低でも2級は必要!
私がおすすめする方法は、日本で習得できることは日本で徹底的に習得してから留学することです。
目指すレベルとしては、最低でも英検2級程度、出来れば準1級の力があれば留学先の授業でも、どうにかついていく事が出来るはずです。
私自身、英語が何もわからない状態でオーストラリアに留学し、その時に慣れない環境で英語を学ぶことに必死でした。高い留学費用を払っても結局は現地で基礎的な英語の勉強のために時間を費やすことになってしまい、かなり効率が悪かったように思います。
留学中に事故にあったこともあり、1度目の留学は1年で帰国しましたが、病院で自分の状態を伝えることも難しく自分の準備不足に心底反省しました。その結果、日本で学べることは日本でしっかりと学ぶ必要があると強く感じたのです。
2度目の留学の際には日本でしっかりと文法の基礎を固め、単語も覚えられるだけ覚え、出来る事は全部やった状態でカナダ留学しました。
せっかく海外に留学するのなら、言語の習得はもちろん、海外でしか学べない事、経験できない事に時間やお金を使うのが一番です。
結果的に留学中は学問に集中することも出来ましたし、いろんな人たちとも交流が出来とても充実したものでした。
何も分からない状態でも人によっては喋れるようになるかも
海外留学はコースが色々あるので語学留学だったり、大学卒業の為に留学する場合など幅広いです。
たしかに留学してしまえば1日中英語の環境に身を置くので嫌でも英語に触れ続けることが出来ます。なのでまったく英語が分からない状態でも、人と積極的にかかわり、とにかく真似をして、現地で必死に吸収する努力が出来る人は間違いなく英語の実力がつきます。
しかし、日本で留学の準備段階として最低でも英検2級程度の文法力とリスニング力があれば留学しても少しは相手の言っている意味や自分の意思を伝えることが可能になるはずです。日本だと日本語で分かりやすく英語を学ぶ方法も今なら数多くあります。
あとは、現地で人と関わる場数を沢山踏んだり、本を読んで、と日本で作った基礎に肉付けをしていくような感じで留学を活用していけば留学する価値はもっと大きくなります。
英検2級のレベルは英語を話すうえで基礎的なレベルです。
実際E.Campusでは、英会話のみのレッスン希望者には英検2級以上の実力を条件としています。
私の考えとして、生徒には早い段階で英検2級に合格してもらい、そこから進路に合わせて準1級を目指したり、他の科目に時間を使うようにしたり、留学を視野に入れた学習をしたりと、時間と心に余裕をもった対応が出来るように指導を進めています。
英語を学ぶ目的や意義は人によるので一概にこうするのが正解!とは言えませんが、私の経験を少しでも生徒と共有し活かしてもらえればと思います。